第一朗読 ガラテヤ1・13-24
わたしのことで神をほめたたえておりました。 使徒パウロのガラテヤの教会への手紙
皆さん、1・13あなたがたは、わたしがかつてユダヤ教徒としてどのようにふるまっていたかを聞いています。わたしは、徹底的に神の教会を迫害し、滅ぼそうとしていました。14また、先祖からの伝承を守るのに人一倍熱心で、同胞の間では同じ年ごろの多くの者よりもユダヤ教に徹しようとしていました。15しかし、わたしを母の胎内にあるときから選び分け、恵みによって召し出してくださった神が、御心のままに、16御子をわたしに示して、その福音を異邦人に告げ知らせるようにされたとき、わたしは、すぐ血肉に相談するようなことはせず、17また、エルサレムに上って、わたしより先に使徒として召された人たちのもとに行くこともせず、アラビアに退いて、そこから再びダマスコに戻ったのでした。 (...)
ホーム > Liturgie
Liturgie
-
年間第27火曜日
2023年1017日, 著者: Origenius -
年間第27水曜日
2023年1017日, 著者: Origenius第一朗読 ガラテヤ2・1-2、7-14
わたしたちが貧しい人たちのことを忘れないようにと 使徒パウロのガラテヤの教会への手紙
皆さん、2・1その後十四年たってから、わたしはバルナバと一緒にエルサレムに再び上りました。その際、テトスも連れて行きました。2エルサレムに上ったのは、啓示によるものでした。わたしは、自分が異邦人に宣べ伝えている福音について、人々に、とりわけ、おもだった人たちには個人的に話して、自分は無駄に走っているのではないか、あるいは走ったのではないかと意見を求めました。7彼らは、ペトロには割礼を受けた人々に対する福音が任されたように、わたしには割礼を受けていない人々に対する福音が任されていることを知りました。8割礼を受けた人々に対する使徒としての任務のためにペトロに働きかけた方は、異邦人に対する使徒としての任務のためにわたしにも働きかけられたのです。9また、彼らはわたしに与えられた恵みを認め、ヤコブとケファとヨハネ、つまり柱と目されるおもだった人たちは、わたしとバルナバに一致のしるしとして右手を差し出しました。それで、わたしたちは異邦人へ、彼らは割礼を受けた人々のと -
年間第27木曜日
2023年1017日, 著者: Origenius第一朗読 ガラテヤ3・1-5
あなたがたが福音を聞いて信じたからです 使徒パウロのガラテヤの教会への手紙
3・1ああ、物分かりの悪いガラテヤの人たち、だれがあなたがたを惑わしたのか。目の前に、イエス・キリストが十字架につけられた姿ではっきり示されたではないか。2あなたがたに一つだけ確かめたい。あなたがたが〝霊〟を受けたのは、律法を行ったからですか。それとも、福音を聞いて信じたからですか。3あなたがたは、それほど物分かりが悪く、〝霊〟によって始めたのに、肉によって仕上げようとするのですか。4あれほどのことを体験したのは、無駄だったのですか。無駄であったはずはないでしょうに……。5あなたがたに〝霊〟を授け、また、あなたがたの間で奇跡を行われる方は、あなたがたが律法を行ったから、そうなさるのでしょうか。それとも、あなたがたが福音を聞いて信じたからですか。
答唱詩編 詩編50・7、15+23
わたしたちは神の民、そのまきばの群れ。 詩編50
50・7わたしの民よ、聞け。 わたしはおまえに語る。 イスラエルよ、おまえを戒めよう。 わたしは神、おまえの神。 (...) -
年間第27金曜日
2023年1017日, 著者: Origenius第一朗読 ガラテヤ3・7-14
信仰によって… 使徒パウロのガラテヤの教会への手紙
皆さん、3・7信仰によって生きる人々こそ、アブラハムの子であるとわきまえなさい。8聖書は、神が異邦人を信仰によって義となさることを見越して、「あなたのゆえに異邦人は皆祝福される」という福音をアブラハムに予告しました。9それで、信仰によって生きる人々は、信仰の人アブラハムと共に祝福されています。10律法の実行に頼る者はだれでも、呪われています。「律法の書に書かれているすべての事を絶えず守らない者は皆、呪われている」と書いてあるからです。11律法によってはだれも神の御前で義とされないことは、明らかです。なぜなら、「正しい者は信仰によって生きる」からです。12律法は、信仰をよりどころとしていません。「律法の定めを果たす者は、その定めによって生きる」のです。13キリストは、わたしたちのために呪いとなって、わたしたちを律法の呪いから贖い出してくださいました。「木にかけられた者は皆呪われている」と書いてあるからです。14それは、アブラハムに与えられた祝福が、キリスト・イエスにおいて異邦人に及ぶためであり、ま -
年間第27土曜日
2023年1017日, 著者: Origenius第一朗読 ガラテヤ3・22-29
あなたがたは、アブラハムの子孫であり、約束による相続人です。 使徒パウロのガラテヤの教会への手紙
皆さん、3・22聖書はすべてのものを罪の支配下に閉じ込めたのです。それは、神の約束が、イエス・キリストへの信仰によって、信じる人々に与えられるようになるためでした。23信仰が現れる前には、わたしたちは律法の下で監視され、この信仰が啓示されるようになるまで閉じ込められていました。24こうして律法は、わたしたちをキリストのもとへ導く養育係となったのです。わたしたちが信仰によって義とされるためです。25しかし、信仰が現れたので、もはや、わたしたちはこのような養育係の下にはいません。26あなたがたは皆、信仰により、キリスト・イエスに結ばれて神の子なのです。27洗礼を受けてキリストに結ばれたあなたがたは皆、キリストを着ているからです。28そこではもはや、ユダヤ人もギリシア人もなく、奴隷も自由な身分の者もなく、男も女もありません。あなたがたは皆、キリスト・イエスにおいて一つだからです。29あなたがたは、もしキリストのものだとするなら、とりもなおさず、アブラハム -
年間第28主日
2023年1017日, 著者: Origenius第一朗読 知恵7・7-11
知恵に比べれば、富も無に等しいと私は思った。 知恵の書
7・7わたしは祈った。すると悟りが与えられ、 願うと、知恵の霊が訪れた。 8わたしは知恵を王笏や王座よりも尊び、 知恵に比べれば、富も無に等しいと思った。 9どんな宝石も知恵にまさるとは思わなかった。 知恵の前では金も砂粒にすぎず、 知恵と比べれば銀も泥に等しい。 10わたしは健康や容姿の美しさ以上に知恵を愛し、 光よりも知恵を選んだ。 知恵の輝きは消えることがないからだ。 11知恵と共にすべての善が、わたしを訪れた。 知恵の手の中には量り難い富がある。
答唱詩編 詩編90・1+2+14、11+12、16+17
神のはからいは限りなく、生涯、私はその中に生きる。 詩編90
90・1主よ、あなたは代々にわたってわたしたちの住まい。 2世界が造られる前から、永遠にあなたは神。 14朝ごとにあなたのいつくしみを注ぎ、日々わたしたちに、 喜びの歌を歌わせてください。
11だれがあなたの怒りの力をさとり、 憤りの恐ろしさを知っているのか。 (...) -
年間第28月曜日
2023年1017日, 著者: Origenius第一朗読 ガラテヤ4・22-24、26-27、31-5・1
奴隷の軛に二度とつながれてはなりません。 使徒パウロのガラテヤの教会への手紙
皆さん、4・22アブラハムには二人の息子があり、一人は女奴隷から生まれ、もう一人は自由な身の女から生まれたと聖書に書いてあります。23ところで、女奴隷の子は肉によって生まれたのに対し、自由な女から生まれた子は約束によって生まれたのでした。24これには、別の意味が隠されています。すなわち、この二人の女とは二つの契約を表しています。子を奴隷の身分に産む方は、シナイ山に由来する契約を表していて、これがハガルです。26他方、天のエルサレムは、いわば自由な身の女であって、これはわたしたちの母です。27なぜなら、次のように書いてあるからです。
「喜べ、子を産まない不妊の女よ、 喜びの声をあげて叫べ、 産みの苦しみを知らない女よ。 一人取り残された女が夫ある女よりも、 多くの子を産むから。」 31要するに、兄弟たち、わたしたちは、女奴隷の子ではなく、自由な身の女から生まれた子なのです。 (...) -
年間第28火曜日
2023年1017日, 著者: Origenius第一朗読 ガラテヤ5・1-6
奴隷の軛に二度とつながれてはなりません。 使徒パウロのガラテヤの教会への手紙
皆さん、5・1自由を得させるために、キリストはわたしたちを自由の身にしてくださったのです。だから、しっかりしなさい。奴隷の軛に二度とつながれてはなりません。
2ここで、わたしパウロはあなたがたに断言します。もし割礼を受けるなら、あなたがたにとってキリストは何の役にも立たない方になります。3割礼を受ける人すべてに、もう一度はっきり言います。そういう人は律法全体を行う義務があるのです。4律法によって義とされようとするなら、あなたがたはだれであろうと、キリストとは縁もゆかりもない者とされ、いただいた恵みも失います。5わたしたちは、義とされた者の希望が実現することを、〝霊〟により、信仰に基づいて切に待ち望んでいるのです。6キリスト・イエスに結ばれていれば、割礼の有無は問題ではなく、愛の実践を伴う信仰こそ大切です。
答唱詩編 詩編119・15+16、17+18
神よ、あなたのことばはわたしの足のともしび、わたしの道の光。 詩編119 (...) -
年間第28水曜日
2023年1017日, 著者: Origenius第一朗読 ガラテヤ5・18-25
霊の導きに従って前進しましょう。 使徒パウロのガラテヤの教会への手紙
皆さん、5・18霊に導かれているなら、あなたがたは、律法の下にはいません。19肉の業は明らかです。それは、姦淫、わいせつ、好色、20偶像礼拝、魔術、敵意、争い、そねみ、怒り、利己心、不和、仲間争い、21ねたみ、泥酔、酒宴、その他このたぐいのものです。以前言っておいたように、ここでも前もって言いますが、このようなことを行う者は、神の国を受け継ぐことはできません。
22これに対して、霊の結ぶ実は愛であり、喜び、平和、寛容、親切、善意、誠実、23柔和、節制です。これらを禁じる掟はありません。24キリスト・イエスのものとなった人たちは、肉を欲情や欲望もろとも十字架につけてしまったのです。25わたしたちは、霊の導きに従って生きているなら、霊の導きに従って前進しましょう。
答唱詩編 詩編1・1ac+2、6
しあわせな人、神を恐れ、主の道を歩むもの。 詩編1
1・1acしあわせな人、 罪びとの道を歩むことなく、 2神のおきてを喜びとし、 (...) -
年間第28木曜日
2023年1017日, 著者: Origenius第一朗読 エフェソ1・1-10
天にあるものも地にあるものもキリストのもとに一つにまとめられるのです。 使徒パウロのエフェソの教会への手紙
1・1神の御心によってキリスト・イエスの使徒とされたパウロから、エフェソにいる聖なる者たち、キリスト・イエスを信ずる人たちへ。2わたしたちの父である神と主イエス・キリストからの恵みと平和が、あなたがたにあるように。
3わたしたちの主イエス・キリストの父である神は、ほめたたえられますように。神は、わたしたちをキリストにおいて、天のあらゆる霊的な祝福で満たしてくださいました。4天地創造の前に、神はわたしたちを愛して、御自分の前で聖なる者、汚れのない者にしようと、キリストにおいてお選びになりました。5イエス・キリストによって神の子にしようと、御心のままに前もってお定めになったのです。6神がその愛する御子によって与えてくださった輝かしい恵みを、わたしたちがたたえるためです。7わたしたちはこの御子において、その血によって贖われ、罪を赦されました。これは、神の豊かな恵みによるものです。8神はこの恵みをわたしたちの上にあふれさせ、すべての知恵と理解と